政策・社会

空き家バンクとは?家賃を抑えて移住する現実的な選択肢と注意点

2026年7月4日

地方移住のハードルとして最初に挙がるのが住まいです。その選択肢として近年存在感を増しているのが、自治体が運営する「空き家バンク」。編集部が各地の事例を調べたところ、うまく使えば住居費を大幅に抑えられる一方、注意点を知らないと想定外の出費につながることも分かりました。

空き家バンクの仕組み

空き家バンクは、売りたい・貸したい空き家の所有者と、住みたい人を自治体がマッチングする制度です。営利目的ではないため、民間の不動産市場より安い価格設定の物件が多く、地域によっては月1〜3万円台の賃貸物件や、数百万円で購入できる一戸建ても登録されています。

メリット:安さと補助金の併用

  • 相場より安い物件が多い
  • 多くの自治体が空き家の改修費補助(数十万〜百万円規模)を用意しており、併用できる
  • 自治体が窓口なので、移住支援制度の情報もまとめて得られる

特に改修補助との組み合わせは強力です。古い物件を安く取得し、補助金で水回りを直すというのが定番のパターンになっています。

注意点:現状渡しと修繕費

良いことばかりではありません。空き家バンクの物件は基本的に「現状渡し」です。

  • 長年空き家だった物件は、雨漏り・シロアリ・水回りの劣化が進んでいることがある
  • 購入前の建物調査(インスペクション)は自己負担で行うのが基本
  • 家財が残置されたままの物件も多く、処分費用がかかる場合がある
  • 農地付き物件は農地法の許可が必要になるケースがある

「安く買えたが修繕に数百万円かかった」という事例は実際にあります。物件価格だけでなく、修繕費まで含めた総額で判断することが重要です。

使い方の流れ

気になる自治体の公式サイトで空き家バンクの登録物件を確認し、自治体窓口を通じて内見を申し込みます。その際、改修補助・移住支援金などの制度もまとめて確認しましょう。制度の探し方は補助金・支援制度ガイドにまとめています。

移住先そのものをまだ検討中の方は、まず全国まちランキングで住みやすさを比較し、候補の町のページで生活環境とハザードマップを確認するところから始めてみてください。

この記事はMACHI.編集部が中立的な立場で執筆しています

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